05マナー

面接で損をしない身だしなみ演出

第一印象と評価

面接は会社とのお見合いのようなものです。話していくうちに段々、人となりがわかってくるのでしょうが、やはり最初の印象というものは大切です。人は見た目が九割という本が売れましたが、九割というのは少々大げさでしょうが、評価がかなりの割合で第一印象に左右されることは確かです。どんなに能力があり、やる気があり、人柄も申し分なくても、服装や物言いが常識的でないと評価に影響を与えます。そんなところで損をすることはありません。

POINT

  1. (1)第一印象が相手に与える影響は大きい

服装で損をしない

まず服装です。新卒ならリクルートスーツでいいでしょうが、転職者なら清潔感があり、落ち着いた雰囲気が出せる服装ということになるでしょうか。特に女性の場合、悩まれる方もいるかもしれません。

前の職場では大概白衣でしょうから、通勤の際にはどんな格好をしても許されていたと思います。中途採用なのですから仕事ができることが重要で、〝個性的〟な装いと本人の実力とは関係ないわけですが、それでもせめて面接の時くらいは個性をおさえて冠婚葬祭時に礼服を着用するのと同じ、〝常識的〟な線でまとめるのが無難です。
タレントのオーデションではないのですから、服装で個性を発揮する必要はありませんし、服のセンスが問われるわけでもありません。面接担当は個性的な服装に対して、自己主張が強いのではないか、社会人としてのバランス感覚に欠けるのではないかと勘繰ります。たかが服装、されど服装です。

どう判断すればいいかわからないという方は会社勤めをしている年長の友人にアドバイスをうけるのが一番です。年季の入ったサラリーマンのお父さんだって、採用側の感覚がありますから案外頼りになります。

POINT

  1. (1)服装は個性的ではなく常識的な選択を
  2. (2)面接時の服装に迷ったら、身近なサラリーマンに聞いてみよう

一人前の社会人として見られる

言葉遣いや表情、マナーについては新卒者の面接心得と変わりません。ただ、転職者は社会人として一人前として見られていますから、より厳しくチェックされると考えた方がいいでしょう。初々しいなどといって許されませんし、マナー違反は大目に見てもらえません。

何より、面接で聞かれる志望動機や転職理由など、自分の言葉ではっきりと伝えることが大切です。敬語の使い方もチェックされます。口の中でもごもご喋っては、うまいことを言っても台無しです。よく、あんなに仕事ができるし、人間も素晴らしいのに面接で落ちるという方がいます。よく聞いてみると、つまらないところで損をしていることが多いのですが、本人は気づいていないのです。

POINT

  1. (1)中途採用の転職者は、言葉遣いなどのマナーも厳しくチェックされると心得よ!
  2. (2)志望動機や転職理由は自分の言葉ではっきり簡潔に
  3. (3)話し方やマナーなどの小さなマイナスで落とされてしまうことも

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