女性薬剤師は研究者?それとも臨床?どちらの道を進むのがベターか
臨床薬剤師として働くことを目指しているけれど、研究職という仕事にも興味があるという方も実際にいます。そうした方にとって、女性としてどちらの道を進むのがベターなのかというのは悩みどころだと思います。
そこで今回は、女性薬剤師の進路について「研究者と臨床のどちらを選ぶべきか」という観点で考えてみたいと思います。
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臨床薬剤師とは
臨床薬剤師はアメリカで誕生した薬剤師の新たな働き方です。一般的な薬剤師が薬局やドラッグストアでの調剤や服薬指導などの業務を行なっているのに対し、臨床薬剤師は医療現場で直接患者さんと関りを持ちながら治療をサポートします。年々、臨床薬剤師の医療機関における役割は大きなものとなっており、現場の分業化が進んできているため、どの病院でも臨床薬剤師を求める声は高まってきています。
臨床薬剤師は国家試験や認定試験はありませんが、専門性が高いため常に学び続ける姿勢が求められます。
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将来どのように活躍したいのかを考える
薬剤師の資格を取得するには、薬学部に6年間通って国家資格を受験する必要があります。薬学部が6年制と4年制のコースに分かれている大学もあり、どちらへ進むべきか悩む方もいるかもしれませんが、簡単に言うと、6年制は「薬剤師の養成」が目的で、4年制は「薬学研究者の養成」が目的のコースとなります。ですので、4年制を卒業しても薬剤師試験の受験資格は得られないので、どうしても薬剤師の資格を取得したい人は6年制に通うことが必須ということになります。ここで大事なのは、「自分が将来どのような仕事をしたいか」ということです。薬剤師資格や薬学の知識・技能を活かしてどのように活躍したいのかを考えることが大事です。直に患者さんと接する仕事がしたいのか、薬を開発する研究職に就きたいのか。ここのところをよく考えることによって、進むべき道が見えてくると思います。
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研究職への就職は狭き門
薬学の研究職を採用している製薬メーカーなどの企業では、大学院修士課程以上の修了者を求めていることが多いという傾向にあります。4年制を卒業した人が研究職での就職を希望した場合、学部卒では難しいと言わざるを得ないのが現状です。4年制に進んで研究者を目指すのであれば、さらに修士課程で2年間学ぶ必要があります。研究職の道を選択しても6年間は学ぶことになるため、6年制に進んでも4年制に進んでも、実質的に大学で学ぶ期間は同じということです。
ただ、製薬メーカーなどの研究職の求人数は少ないため、かなりの狭き門であるというのが現実です。修士課程を修了したとしても必ず研修者になれるというわけではないので、そのことを覚悟した上で目指す必要があります。
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臨床薬剤師は産休後の復帰がしやすい
一方、臨床薬剤師の場合は、国家資格という強みもあって、研究職と比較すると就職はしやすいと言えます。特に女性の場合は、結婚や出産を機に一度現場を離れたとしても、産休・育休後の復帰がしやすいといったメリットもあります。臨床薬剤師として3年以上の臨床経験がある人は、薬剤師専門の転職サイトなどの転職支援サービスを活用すれば比較的簡単に復帰できるケースもあります。
将来、仕事と家庭を両立させた働き方をしたいという人は、研究職より臨床薬剤師の方が希望を叶えやすいと思われます。
また、臨床薬剤師から研究職を目指すのは現実的には厳しいですが、製薬メーカーなどの研究職から臨床薬剤師への転職は実現しやすいでしょう。
同じ薬学部であっても、4年制と6年制では卒業後の進路も大きく変わってきます。上記で説明したポイントを踏まえた上で、研究職を目指すのか、臨床薬剤師を目指すのか、じっくり考えて進路を決めましょう。
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