転職準備 2020.02.21

薬剤師が内定決定後に行うべき転職の作法とは?

転職活動が成功して無事に内定をもらったとしても、それがゴールではありません。内定決定後の行動によって転職に悪影響を及ぼす可能性もあります。
 
今回は、薬剤師がスムーズに転職するために押さえておきたい「内定決定後の作法」を、必要な手続きの流れとともに説明します。
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内定後の手続き

1.内定通知を受ける
採用選考を通過した場合は2週間以内にはメールか電話で内定を知らせる連絡があります。この時には労働条件の詳細は伝えられない場合がありますが、メモを取れるように準備はしておきましょう。労働条件については、そのうち教えてくれるだろうと待つのではなく、「条件を確認したうえで判断させていただきたいので文書かメールで詳細をいただけますか」と伝えましょう。人材紹介エージェントを利用している場合は、内定の通知やそれに対する返事などのやりとりはエージェント任せになるため、自分で行う必要はありません。
 
2.内定通知に返事をする
給与額や勤務形態などの労働条件が書かれた「内定通知書」が届きます。内容をしっかりと確認して承諾するか辞退するかを決めましょう。どちらの返事をする場合も電話で連絡します。期限が決められていなくても1週間以内に連絡するのがマナーです。その会社で働くことに迷いがない場合は、内定通知の電話を受けた時点で承諾してもかまいません。返事の期限が決められている場合は、内定辞退とみなされないよう必ず期限を守りましょう。


3.内定承諾書を返送する
入社する意志を伝えた場合、次は内定を承諾したことを証明する「内定承諾書」にサイン・捺印をして返送します。その際に、お礼状や添え状(送付状)を同封すると印象が良くなります。書類の発送をしたら担当者に送ったことをメールで知らせましょう。メールで知らせておくことによって、郵便事故などが起こった場合にも、きちんと送付していることを示すことができます。


4.退職準備をする
転職をスムーズに行うためには現職場での退職手続きをしっかり行う必要があります。まず退職する旨を上司に伝え、退職日や引き継ぎについて話し合います。引き継ぎ作業を行いつつ、周囲の人たちへの退職の挨拶も始めましょう。

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内定後の流れについてのQ&A

Q1 他社の結果が出るまで返事を待ってほしいのですが・・・。
 
A1 心証を悪くしないように伝えることが大切です。電話で連絡をして、内定に対するお礼を伝えたうえで返事を待ってほしい旨を伝えましょう。ただ返事を引き延ばすのではなく、「この転職に関して真剣に考えているので家族と相談してから決めたい」など、誠意が伝わる言い方をするのがポイントです。返事を保留する期間は短いほうが良いので、長くても10日以内には返事をしましょう。


Q2 面接を受けた際の印象がよくなかった病院から内定をもらいました。できれば内定を辞退したいと考えていますが、こうした理由で辞退してもよいのでしょうか?

A2 入社承諾後の辞退はモラル違反となりますが、その前であれば理由がどうであれ、内定を辞退するのは自由です。できるだけ早く電話で連絡をして丁寧に謝罪の言葉を伝えます。この際、高い確率で辞退理由を聞かれるので、辞退理由を用意しておきましょう。


Q3 面接時に入寮する予定の寮や社宅を見学できなかったので不安です。
 
A3 内定通知に対する返事をする前に寮もしくは社宅の見学をしたい旨を伝えましょう。託児所などの施設を確認しておきたい場合も同じです。

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