薬剤師専門でも、人材紹介会社はどう選ぶ？

担当者との出会いが肝心

検索してみるとわかるのですが、人材紹介会社は無数にあります。
求人情報を選ぶ前に人材紹介会社を選ばなければならないわけで、それが厄介だし、そもそも選び方がよくわからないという声を聞きます。求人の質や量、サポート体制も千差万別でしょうから、それをチェックするのは大変です。しかもその内容が信用に足るか、実績はどうかとなると確かめようがありません。

そうなると、聞いたことのある会社、宣伝でよく見かける会社ということになります。いわゆる大手ということで、それはそれで間違いのない選択なのですが、二番手三番手の会社では大手との差別化を図るための工夫もしています。また人材紹介会社との相性というものもありますし、たまたまよい担当者と巡り合うということもあります。

人材紹介会社を利用したことのある転職経験者などからの情報、いわゆる口コミ情報は最も信頼に足るという意見もあります。実際に利用してみての感想ですから、これ以上に確かなものはなさそうですが、いくつもの会社にあたって比較したものだとは思えません。あくまで主観的なものです。たまたまよかった、たまたま悪かったということもあります。転職の先輩からの情報は貴重ですが、人材紹介会社選びに関しては参考程度に聞いておくのが無難ではないでしょうか。

熱意を伝えよう

それではどう選んだらよいか。やはり対応の仕方から判断するのがいいでしょう。こんな事例があります。
求人を何十件も次から次へと紹介してくれるところがありました。ところが、それがどれも的外れというか、こちらの希望条件を十分に理解した上での紹介とは思えず、数撃ちゃ当たる式の乱暴な対応でした。いくら紹介する求人の多さを謳ってはいてもこれでは意味がありません。そもそもこちらの意向を十分にヒアリングすることさえしませんでした。

親身になって相談に乗り、最適な職場を見つけてくれる。そんな担当者がいる会社ということになりますが、決して無いものねだりではないと思います。

もちろんその前提として、転職にいたった事情や希望の条件に付いて事細かに相手に伝えることが必要です。聞いてくれないではなく、こちらから積極的に伝える努力をしなければなりません。いろいろ細かいことを言うと嫌がられるのではないかと心配するには及びません。もし嫌な顔をされるようだったら、それこそ即やめた方がいいでしょう。時間の無駄です。

そして熱意が伝われば、担当者も「よし、任せておけ！」となるはずです。